甘い声で囁いて




何コイツ!!



本当にムカつくんですけど!!




あの男を部屋に置いておいて、
先にリビングに入ると、今日も豪華な朝ご飯がテーブルの上に置かれていた。



「うわ、美味しそう~」


「こらこら、ちゃんと座ってから食えよ」



「うん!」



お兄ちゃんの料理ってやっぱりすごい!


人がせっかく感動してたのに、



「ったく殴る事ねえだろ?」


そう言いながらあたしの隣に座った。



「そんなの、知りません、夢でも見たんじゃないですか?」



「お前なーそんな事言ってると」



「うるさいです!」



「お前ら早速仲良くしてるのか?」