はい、知ってるよ、知ってますとも! でもどんなにこの人が響くんの声をやっていたとしてもそれは絶対に拒否したい。 「お、お兄ちゃん!あたし絶対に嫌だよ!この人となんて!!」 ツーンっと反対を向いて話す。 ムカついて顔も見たくない。 「まぁそう言うなって」 そう言って、何が楽しいのか鼻歌を歌いながら歩き出した。 何考えてるのよ、よりによってあんなスケベな人と。 不貞腐れるようにして距離をあけて歩いていると、 加宮さんにぐいっと肩を掴まれ、さっきのように距離を縮めてきた。