甘い声で囁いて




自信満々で答えた。



絶対に負けない自信があるんだから。





響くんが、あんたごときに負けるわけないでしょう?




「その人はうちの学校?じゃあないよね?」




「もちろんです。お家で会えます」




「家?」





「何でしたら今も持ってますが、彼のイラんっ!!」



制服のポケットに手を入れようとした時とほぼ同時だった。
美羽ちゃんに口を塞がれてしまった。





美羽ちゃん、どうして最後まで言わせてくれないの?




今、胸ポケットに響君がいるのに??