甘い声で囁いて



へー。


「ってか声優さんって、お仕事が来るんじゃないの?」


「まぁそういう時もあるけど。オーディションもあんだよ」



そうなんだ。



この人はちゃんと誇りを持ってこのお仕事やってるんだ。



「あの。何で声優になりたいなんて思ったの?」


「は?何で?」


何でって..


「な、なんとなく気になって」


「そーだなぁ」


そう言うと加宮さんは冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すとパタパタをスリッパを
鳴らしてソファに座って足を組んだ。