甘い声で囁いて



撫でられた場所が熱い。


心臓がドキドキして治まらない。



ふとテレビに視線を向けると、


先程の夢が思い出される。



「逃げるな」


確かに響君はそう言ってた。


声は響君だったけれど。



でも違う。


あれは確かにあれは加宮..さんで。


何でそう言う事を言ったのか


未だに分からないまま、


あたしは布団の中にもぐりこんだ。