甘い声で囁いて




「気に、なるんでしょ?彼の事」



「でも!」


「たとえどんな風に思っていようと。あんたが彼を知りたいと思うのは少しでも意識してる証拠だよ」



違う。


違うもの。



あたしは響君が好きで。


大好きで。


響君さえいればそれでよくて




キーンコーンカーンコーン



考えてる事はチャイムが鳴ったと同時に一気に消えてしまった。



「ほら、授業始まるよ」


「あ、うん、今日あたしからだ」


「富山の英語は怖いからね~~集中しないとマジで怒られるどころじゃないよ」


「うっ..分かってます!」




急いでノートとテキストを開く。


次は英語の授業。


どうやら今は考えてる時間はないみたい..