俺らが付き合っている。 ということはその日のうちに全校に広まった。 俺も姫乃ならお似合いだから。 といって、お互いバッシングを受けることはなかった。 「はぁー………」 「ほんと、ごめんて!!口が滑ったっていうか、ついノリで言ったっていうか………その……まじごめん!!!」 さっきからこんな感じでずっと直樹は謝まってる。 「そんなに愁怒ってないから。ね?もういいよ?愁、そうだよね?」 姫乃は俺を説得して、直樹をなだめていた。