桃香はやっぱり私の親友だった。自分が別れを告げられて、しかもその相手が私だったら普通はもっと怒るはずなのに、わざわざ報告しにきてくれた。やっぱり親友は桃香しかいなかったんだ。 気持ちを少しずつ抑えながら絵里たちがいる部屋へと走った。 はやく絵里たちに会いたい。 そう思いながら、走っていった。