「ねぇ、洋介は?」 歩ちゃんは私の教室は覗いた。 「まだ来ていないみたい」 城戸くんってたまに遅刻したりするんだよね。 休むことはないんだけど。 すると急に体がフワッと軽くなった。 「朝から何集まってんだよ…」 「城戸くん!」 「洋介…ι」 眠そうに城戸くんが大貴が服の首元を引っ張っていた。 大貴くんはゲッていう顔をしている。 「…相変わらず朝弱そうだな」 有吾くんが城戸くんを見た。