声が聞こえて顔をあげてみると歩ちゃんやみんなが揃っていた。 「おはよう!遅れてごめんね」 私はみんなの傍にかけよった。 「れみっち、おっはよ!」 大貴くんがニコッと笑う。 「道迷わなかったか?」 城戸くんが私の顔を見つめる。 「うん。大丈夫」 お店の周りには楽器を持った人たちが集まっている。 いろんな人がいるんだ。 「あ、あのね…みんなに話があるんだけど…」