「穂香…好きだよ」


楓はそういって甘いキスをくれた。


それは溶けちゃうくらい甘いキス……。


「あたしも、楓が好き……」


小さく囁いた声は楓に届いていた。


「もう、離さねぇよ?」


甘いセリフをくれる楓にあたしはすでに虜になっていて。

「離さないで……」


そんなことを口にしていた。


ヤバい、眠くなってきた。


睡魔に襲われたあたしはいつの間にか眠っていた。


「お前……可愛すぎ」


そう、楓が囁いた声は聞こえなかったけど

楓の腕の中でとってもいい夢を見ていた気がする。