次の日の目覚めは最悪だった。
起きた時には、すでにお母さん達はもういなくって。
なんだか少し悲しくなった。
それに寝癖は、なかなか直らないし。
お母さんの最後の朝ご飯も、食べ損ねたあたし……。
はぁああああ……
撃沈。
あたしが起きた時には、もう楓クンはいなかった。
不幸中の幸いってヤツ?
眠い目をこすりながらあたしは学校へ向かった。
教室に入ると、教室はとても騒がしかった。
「本当、王子ってカッコいいよね」
「でも川島さんと婚約者だなんて」
「かなりの勢いで狙ってたのにぃ~」
……楓クンの話だよね、きっと。
あたしの存在を気づいた瞬間、パッとみんなが(女子群)こっちを向いてあたしの周りに集まってきた。
「ねぇ、川島さん!」
「王子とはどーゆー関係なの!?」
「婚約者って本当!?」
な、なんか目が怖い……。
これも全てアイツのせいなんだからぁああ!
あたしが答えに迷っていると、一人の女の子が「あっ」と声を上げた。
瞬間、後ろからギュッと抱き締められた。

