森山憐は不機嫌そうに ポケットに手をつっこんで すごい剣幕で彼を睨んだ。 森山憐はこっちに近付いてきた。 ポケットから手を出したかと思うと いきなり彼の胸ぐらを掴んで 彼を一発殴った。 「・・・・・・・・いってぇ。」 殴られた彼は 痛そうに顔をしかめた。 「これ俺んだから。 手ぇ出したら殺す。」 そう言ってあたしの手を引っ張って あたしを中庭から連れ去った。