マズイ。
ハマったかも。

あんな、エロイ顔するなんて、詐欺じゃないか?


思い出すだけで、顔が赤くなり、あらぬところが熱くなる。


「……変態じゃないか…」

思わず、ため息をつく。
このオレが。
年下の、しかも男に。
メロメロ…。


まあ?
でも、このオレを本気にさせた責任は、きっちりと取ってもらおうかな。

「……くっ。」

楽しみだ。

思わずにやけた顔を引き締めて、家に帰るためのバスに乗り込んだ。