「わかった、蘭、お客様をご案内しろ」
「はい」
蘭と呼ばれた店員さんは、一礼すると、人込みを掻き分け、どこかへ行ってしまった。
うわぁ。
今の人も、カッコイイ〜。
明日から楽しみ〜。
皆に、自慢しちゃお〜!
「藍ちゃん、いい?」
響さんが、話しかけてきた。
「はい?」
「アルバイトなんだけど」
え?
もしかして、やっぱりお断りとか?
「アルバイト、今からでも、いいかな?」
え、今?
予定ないから、いいけど……。
何にもわかんないのに、まさかこの人数を、1人で見るの?
まさか、ねぇ……。
「今からは、無理、かな?」
響さんの、少し困った顔を見て、また心臓が高鳴った。
「い、いいですけど。でも、この人数を……」
「ありがとう!助かるよ」
響さんの表情が、華やいだかと思ったら、突然あたしを抱きしめた。
あたしは、一瞬にして、顔が赤くなり、身体が固まってしまった。
そして響さんは、あたしから離れると。
「海斗、エプロン出してくれ」
と銀髪の店員に言い。
「わからない事があったら、内線1番を押せば出るから、遠慮なくかけてきてね」
というと、先程面接した場所へ行ってしまった。
「ほら、これ」
あたしの頭に、突然物がぶつかった。
ちよっ!
文句を言いたかったが、我慢した。
あたしは、入ったばかりの、アルバイトだ。
ぶつかってきた物を掴み広げると、ブラックデニムのエプロンだった。
響さんも、智也さんも、他の人もスーツ姿なのに、あたしだけエプロンって……。
これがいわゆる、アルバイトと社員の違いってことですか?
そんなことを思いながら、エプロンを身につけた。
「じゃあな」
海斗と呼ばれた店員も、響さんと同じく、中へ入って行こうとした。
「はい」
蘭と呼ばれた店員さんは、一礼すると、人込みを掻き分け、どこかへ行ってしまった。
うわぁ。
今の人も、カッコイイ〜。
明日から楽しみ〜。
皆に、自慢しちゃお〜!
「藍ちゃん、いい?」
響さんが、話しかけてきた。
「はい?」
「アルバイトなんだけど」
え?
もしかして、やっぱりお断りとか?
「アルバイト、今からでも、いいかな?」
え、今?
予定ないから、いいけど……。
何にもわかんないのに、まさかこの人数を、1人で見るの?
まさか、ねぇ……。
「今からは、無理、かな?」
響さんの、少し困った顔を見て、また心臓が高鳴った。
「い、いいですけど。でも、この人数を……」
「ありがとう!助かるよ」
響さんの表情が、華やいだかと思ったら、突然あたしを抱きしめた。
あたしは、一瞬にして、顔が赤くなり、身体が固まってしまった。
そして響さんは、あたしから離れると。
「海斗、エプロン出してくれ」
と銀髪の店員に言い。
「わからない事があったら、内線1番を押せば出るから、遠慮なくかけてきてね」
というと、先程面接した場所へ行ってしまった。
「ほら、これ」
あたしの頭に、突然物がぶつかった。
ちよっ!
文句を言いたかったが、我慢した。
あたしは、入ったばかりの、アルバイトだ。
ぶつかってきた物を掴み広げると、ブラックデニムのエプロンだった。
響さんも、智也さんも、他の人もスーツ姿なのに、あたしだけエプロンって……。
これがいわゆる、アルバイトと社員の違いってことですか?
そんなことを思いながら、エプロンを身につけた。
「じゃあな」
海斗と呼ばれた店員も、響さんと同じく、中へ入って行こうとした。

