小3の夏はほとんど毎日来てたから圭の部屋がどこだかは知っている。

起きないことは分かっていたが、一応ノックしてみた。

コンコン

………―。

返事はない。

ゆきなはそっとドアを開け圭の部屋に入った。

部屋の様子は変わり、カラフルから、ブラックとシルバーで統一された部屋になっていた。

圭はゆきなの方を向いて寝ている。