なんですか、それは。とか言葉を挟む訳にもいかずに、私は曖昧に笑ったまま聞いていた。
カルチャーな番組見てるみたい。さっぱり縁のない単語がびしばし出てきてる。
なんでそんなことを知っているんだ。建物は確かに古くて、観光名所でパンフレットもありそうな雰囲気だけど、つまりは学校なのに。
生徒として、知っていなくてはならないこととは思えないけど、この学校ではこれが当然な常識だとか?
そんなことを考えていないで聞いていれば良かったんだろうけど、意識半分そっちにやってる間に、校舎外観は語り終えたらしい。
松宮くんは古い方の建物に足を向けた。
木の陰から一歩出て、陽射しの強さに気が付いてしまう。あぁ、今私は涼しい場所にいたんだ、なんて。
思ったとたんに汗が吹き出してしまい、校舎に入ってほっとしていた。
カルチャーな番組見てるみたい。さっぱり縁のない単語がびしばし出てきてる。
なんでそんなことを知っているんだ。建物は確かに古くて、観光名所でパンフレットもありそうな雰囲気だけど、つまりは学校なのに。
生徒として、知っていなくてはならないこととは思えないけど、この学校ではこれが当然な常識だとか?
そんなことを考えていないで聞いていれば良かったんだろうけど、意識半分そっちにやってる間に、校舎外観は語り終えたらしい。
松宮くんは古い方の建物に足を向けた。
木の陰から一歩出て、陽射しの強さに気が付いてしまう。あぁ、今私は涼しい場所にいたんだ、なんて。
思ったとたんに汗が吹き出してしまい、校舎に入ってほっとしていた。

