あぁ。生徒会。なるほど。それなら、一般な生徒とは違うんだから、休みなのに学校に来ている立派な理由がある。
前の学校では、一年生は参加してなかった。この学校には、そんな役職があるのか。珍しく……、はないのかもしれないけど。一般的にはどうなんだ?
生徒会の役員なんて、成績に余裕があって、先生の信頼も厚くて、人望もなくちゃ選ばれない。
松宮くんはそんな三つはなんでもない人に見える。
「隆一朗。みんなそう呼ぶから、ぜひ。古風だけど気に入ってるんだ、自分では」
こんな暑さをどっかにとばしてしまうような顔で、松宮くんはそう言った。そして、私がなんとも答えられないでいる間に、追い討ちみたいに続ける。
「葉桜ちゃんには敵わないけど」
前の学校では、一年生は参加してなかった。この学校には、そんな役職があるのか。珍しく……、はないのかもしれないけど。一般的にはどうなんだ?
生徒会の役員なんて、成績に余裕があって、先生の信頼も厚くて、人望もなくちゃ選ばれない。
松宮くんはそんな三つはなんでもない人に見える。
「隆一朗。みんなそう呼ぶから、ぜひ。古風だけど気に入ってるんだ、自分では」
こんな暑さをどっかにとばしてしまうような顔で、松宮くんはそう言った。そして、私がなんとも答えられないでいる間に、追い討ちみたいに続ける。
「葉桜ちゃんには敵わないけど」

