ウェルカムアワーズ

「極秘。ごちそーさまでした。しのさんのお茶、またいただきに来るよ」


 城くんと比べるからか、その時の松宮くんは、ちょっと明智先生に寄って見えた。お兄ちゃんな感じかも。

それとも極秘とか任務とかって言葉に、私がはめられてるだけかもしれない。


「来週ですか?」

「希望としては、木曜までには」


「木曜だって」

「ってことは水曜ね」


 そう言う二人にうなずいて見せて、松宮くんは出て行った。

来週、――お茶を取りに来るって言ってて、それで木曜までに、で水曜……?


あれ?