まるで同じ様に首を傾けて微笑む二人の顔を順番に見ると、松宮くんは息をついて握っていたフォークを皿に投げ出し、椅子の背もたれに片腕をかけてふんぞりかえった。
そして、そんな顔もできるのかってくらい、心底嫌そうに。
「すっごい嫌な感じがするな。だいたいこういう時にはろくなことがないんだよ」
「そう感じるのも、すべてそっちの受け取り方次第。立ち位置を変えてみなさいよ。素晴らしき人生かなよ」
「どんな贈り物だか予想もしないでおこう。自信満々なんだもんな、ふたりとも」
「当然じゃない。夏休み捧げたのよ」
「後半ほとんど割いたんだから、力作もいいとこ。美術部らしく、結構アートになってるし」
そして、そんな顔もできるのかってくらい、心底嫌そうに。
「すっごい嫌な感じがするな。だいたいこういう時にはろくなことがないんだよ」
「そう感じるのも、すべてそっちの受け取り方次第。立ち位置を変えてみなさいよ。素晴らしき人生かなよ」
「どんな贈り物だか予想もしないでおこう。自信満々なんだもんな、ふたりとも」
「当然じゃない。夏休み捧げたのよ」
「後半ほとんど割いたんだから、力作もいいとこ。美術部らしく、結構アートになってるし」

