「月見たちだよね。出てきなさいよぉ、観念して」
後ろから声がして、私は立ち止まった。一歩進んだところで。さえこちゃんがまたドアにもたれて、だるそうに立ってる。
目は眠そうなままだけど、準備室の方に向かって。
月見ちゃん? たちってことは雪見ちゃんも。
どういうこと? 私の見たあのヘンなヤツが、雪見ちゃんたちだってことになる? そりゃ、……美術室なんだから、二人いるのが一番当然だけど、だからって。
準備室のドアはやけにゆっくりと開かれる。きぎぃ、なんて音、前もしていたか覚えていない。そうだった? 古そうだとは思ったけれど。
充分開いたところで、二人はつかつかと登場した。私の前に。二人のうちの一人は、私が二人だと思っている姿じゃなかったけど。
どっち、だ?
後ろから声がして、私は立ち止まった。一歩進んだところで。さえこちゃんがまたドアにもたれて、だるそうに立ってる。
目は眠そうなままだけど、準備室の方に向かって。
月見ちゃん? たちってことは雪見ちゃんも。
どういうこと? 私の見たあのヘンなヤツが、雪見ちゃんたちだってことになる? そりゃ、……美術室なんだから、二人いるのが一番当然だけど、だからって。
準備室のドアはやけにゆっくりと開かれる。きぎぃ、なんて音、前もしていたか覚えていない。そうだった? 古そうだとは思ったけれど。
充分開いたところで、二人はつかつかと登場した。私の前に。二人のうちの一人は、私が二人だと思っている姿じゃなかったけど。
どっち、だ?

