『それ』は仮面のせいで、どこを見ているのかわからない。二人の間の距離、約三メートル。
私は壁についている手が白くなっていることに気がついた。力、入ってる、いっぱい。だけど、なにかにつかまって支えていないと、座り込んでしまいそうだった。
座ってしまったら、スタートが遅れる。『あれ』は、『あいつ』はステッキを持っている。
そして松宮くんは素手なんだから、絶対に不利だ。だから私は、すぐに飛び出せるように、立ってなくちゃならない。
そこまで考えて、次にはもっと側に行くべきだと考えていた。本気で加勢するつもりなら、近くにいなくちゃ役に立てないから。
怖いとかそういう問題じゃない。これはもっとキホン的に、ここで松宮くんだけを前面に押し出してるっていうのが問題なんだから。
私は壁についている手が白くなっていることに気がついた。力、入ってる、いっぱい。だけど、なにかにつかまって支えていないと、座り込んでしまいそうだった。
座ってしまったら、スタートが遅れる。『あれ』は、『あいつ』はステッキを持っている。
そして松宮くんは素手なんだから、絶対に不利だ。だから私は、すぐに飛び出せるように、立ってなくちゃならない。
そこまで考えて、次にはもっと側に行くべきだと考えていた。本気で加勢するつもりなら、近くにいなくちゃ役に立てないから。
怖いとかそういう問題じゃない。これはもっとキホン的に、ここで松宮くんだけを前面に押し出してるっていうのが問題なんだから。

