ぽんぽん、という音は丸めた紙の一本で、松宮くんが自分の肩を叩いている音。お気楽そうなその様子に、そんな言葉に、私がなんて答えられるって言うの。
「葉月ちゃん?」
「元気でいられると思う? ふつう、今の状態で元気だったらすごいヘンだと思わない?!」
ぽすん、と最後の音はかすったみたいな音だった。私は顔を上げられなくて。
私が悪い。だってすごいやつあたりだ。だけど、松宮くんだって、だって松宮くん、明るすぎる。
私だってこんなこと言いたくなかった。言いたくなかったけど、口から出ちゃったから仕方ない。……とは言い難いけど。
謝らなくちゃならないことは、すぐにわかった。だけど、顔も上げられない私に、言葉なんか選べないよ。とにかくここは全部、そうだ、全部、明日にしよう。
「さよなら。また明日」
「葉月ちゃん?」
「元気でいられると思う? ふつう、今の状態で元気だったらすごいヘンだと思わない?!」
ぽすん、と最後の音はかすったみたいな音だった。私は顔を上げられなくて。
私が悪い。だってすごいやつあたりだ。だけど、松宮くんだって、だって松宮くん、明るすぎる。
私だってこんなこと言いたくなかった。言いたくなかったけど、口から出ちゃったから仕方ない。……とは言い難いけど。
謝らなくちゃならないことは、すぐにわかった。だけど、顔も上げられない私に、言葉なんか選べないよ。とにかくここは全部、そうだ、全部、明日にしよう。
「さよなら。また明日」

