放課後にたどり着いた頃には、私はすっかり柴田サン、いやグレイトマーラー・セイジの言うことを、ほぼ全面的に信じる決心を固めていた。

ほかにとるべき道はない、だって。

 アナタのミのマワりにはウチュウのシンピにミチビかれたイダイなるアンコクのジョオウにヨってヨにもオソロしいサイナンがツギからツギへとサマザマなカタチでオソいかかるコトでしょう。


 出来損ないの憂い画の字幕みたいだけど、確かにそれは当たってる。当たっていると思うと、占い師が憎たらしくなるのはなぜ? 

タロットのカードに舞い上がった自分が憎い。二度と、その神秘さに憧れたりはしないと、今なら誓える。