……幽霊? 本当に幽霊なの? 何を言っているのかはわからなかった。そこには言葉は聞き取れなかった。

低く、本当に映画みたいな這うような声で、何かを私に言っていた。私を仲間に加えたくて、こんなことを続けている、とか? 

このセーラーを着ている限り、私を仲間にしたくなるの?

 こういうのも、災難なんて言葉でくくってしまっていいものなのかな。災難で、霊にとり殺されるの? こんなに苦しいものを、災難って言う? 世の中一般の世間では。