ウェルカムアワーズ

 なるほど天井は高かった。図書室と言うよりは、図書館に近い。それも、決して小さくはない規模で、私はその棚の多さに圧倒された。

都心のおっきな本屋さんみたいにも見える。お父さんと行ったことのある、一つのビル、まるまる使ってる本屋さんだ。

 司書さんのいるはずのカウンターは空っぽ。右手の奥の扉の向こうは、自習室らしく、机にしきりが付いている。

デスクライト使用のためにちょっと暗くなっていて、混雑具合はわからないけれど、何人かの背中は見えた。べんきょーしてる、昼休みなのに。


 左にはいくつも並ぶ書架の向こうに、閲覧用のおっきなテーブルがあった。白くて明るい感じがする。だけどそんなにたくさん人がいるわけじゃない。

誰でも入れてクーラーきいてるなんて部屋、入り浸る生徒とかいて普通だと思うんだけど。