間違いなくマシュマロは、廊下のあちこちに散らばっていた。一つだけじゃなくて、たくさん。白い点々が、廊下の模様みたいにたくさんあった。
なんだかぺっちゃりしてて、おいしそうじゃなくなっちゃってるけど。なんでこんなことになってるんだ。どうして?
「こりゃやりすぎだろ」
小さい声でそう言うと、松宮くんはマシュマロたちを避けて、教室に寄って行った。廊下側の窓が開いている。そこから身を乗り出して、
「中、だいじょーぶー?」
教室表示板には『調理室』って書いてある。広い調理室の中では、強力な換気扇が活躍を開始していて、グレーの煙がぐんぐん吸い込まれて行ってる。
その下で走り回って、窓を開けたりしている女の子たちの中の一人が、松宮くんに気付いてこっちに来た。
なんだかぺっちゃりしてて、おいしそうじゃなくなっちゃってるけど。なんでこんなことになってるんだ。どうして?
「こりゃやりすぎだろ」
小さい声でそう言うと、松宮くんはマシュマロたちを避けて、教室に寄って行った。廊下側の窓が開いている。そこから身を乗り出して、
「中、だいじょーぶー?」
教室表示板には『調理室』って書いてある。広い調理室の中では、強力な換気扇が活躍を開始していて、グレーの煙がぐんぐん吸い込まれて行ってる。
その下で走り回って、窓を開けたりしている女の子たちの中の一人が、松宮くんに気付いてこっちに来た。

