スイカのジャックを、お友達に押しつけて、ひじょーに嫌がられながら、松宮くんは人ごみの向こうに消えて行った。ほんとにあんなモノ、何に使うって、飾るしかない。
作った人は大変だったと思うけど、いったいなんの目的であんな物を作るんだろう。きもだめしには遅くて、ハロウィンには早い。
だいたい、ハロウィンなら、かぼちゃだよ。
そうだよ。ジャックってかぼちゃくんだったよ。松宮くんだって、さっきそう言ってた。『ジャック・ザ・パンプキンヘッド』って。なんなんだ……、いったい。
「とにかく。ごはん食べようか」
「そだね。考えてたってしゃーないわ」
うん。それはずっと、そうなんだけど。
作った人は大変だったと思うけど、いったいなんの目的であんな物を作るんだろう。きもだめしには遅くて、ハロウィンには早い。
だいたい、ハロウィンなら、かぼちゃだよ。
そうだよ。ジャックってかぼちゃくんだったよ。松宮くんだって、さっきそう言ってた。『ジャック・ザ・パンプキンヘッド』って。なんなんだ……、いったい。
「とにかく。ごはん食べようか」
「そだね。考えてたってしゃーないわ」
うん。それはずっと、そうなんだけど。

