「後でね、隆一朗」
「ハイ。もちろん」
よーちゃんのきつい声に、松宮くんは降参って感じで両手を上げている。後で、なんだろう。なんかケンアクそう。その二人の間にさえこちゃんがすっと紙を差し出した。
「隆一朗、コレ。一緒についてた紙」
「天誅? スイカにどんな罰が下せるつもりなんだ? わかんないなー」
その半紙をポケットにしまって、そしてとうとうスイカを拾い上げる。すごく楽しそうに見えるんだけど、それ、なんか間違ってない?
なにかが起こると思ってたわけじゃないけど、なにごとも起こらないまま、スイカは松宮くんと顔を見合わせた。変な光景。
「あっ、ロウソク。これはジャック・ザ・ランタンだったのか。いる? さえっち」
「ハイ。もちろん」
よーちゃんのきつい声に、松宮くんは降参って感じで両手を上げている。後で、なんだろう。なんかケンアクそう。その二人の間にさえこちゃんがすっと紙を差し出した。
「隆一朗、コレ。一緒についてた紙」
「天誅? スイカにどんな罰が下せるつもりなんだ? わかんないなー」
その半紙をポケットにしまって、そしてとうとうスイカを拾い上げる。すごく楽しそうに見えるんだけど、それ、なんか間違ってない?
なにかが起こると思ってたわけじゃないけど、なにごとも起こらないまま、スイカは松宮くんと顔を見合わせた。変な光景。
「あっ、ロウソク。これはジャック・ザ・ランタンだったのか。いる? さえっち」

