きゃらきゃらと笑うよーちゃんを見てて、一つ都合のいいこと、思い付いた。こんな風に笑うってことは、きっと今までの話は全部冗談に決まってる。
だいたい、そうだよね、ただのよくある怪談なんだから、そんな本気で怯えることなんてないんだ。そんなの学校にはツキモノだもん。ない方が変だもん。
「あ」
弾むように歩くよーちゃんが、弾むみたいな声を出した。廊下の隅に女の子が立ってる。なんで、隅に。
「おう」
そんな応えを返したのは、さっきの美人だった。教室を出るときにあとでって言ってた彼女。
背が高いから、よーちゃんと並ぶとなんか、うーん、……表現は姉妹にしておくけど。よーちゃんにはお世話になってるし。さっきあんなに怖がらせられたけど。
だいたい、そうだよね、ただのよくある怪談なんだから、そんな本気で怯えることなんてないんだ。そんなの学校にはツキモノだもん。ない方が変だもん。
「あ」
弾むように歩くよーちゃんが、弾むみたいな声を出した。廊下の隅に女の子が立ってる。なんで、隅に。
「おう」
そんな応えを返したのは、さっきの美人だった。教室を出るときにあとでって言ってた彼女。
背が高いから、よーちゃんと並ぶとなんか、うーん、……表現は姉妹にしておくけど。よーちゃんにはお世話になってるし。さっきあんなに怖がらせられたけど。

