「出たの」
「出た?」
なんのことだか、すぐにわかった。だって初めからその方向に進めるように話していた。
怖い話、と言ったら当然それなんだから、……だけど寒い。確かに暑くて汗をかいてるのに、ほんとに寒い。気がする。だって。
「殺された八人の少女たちは、霊体となってからはこの学校に集っていたのね。それが、制服が変わってしまって、とても寂しい思いをしていたわけよ。自分たちの頃とは、根本から変わってしまった気がしたんだよね。それでっ」
――
「前の学校のセーラー服を着た転入生が現れたとき、八人は彼女の前に姿を現したんだって。目的はもちろん、彼女の命。一人でも多く仲間をって」
「出た?」
なんのことだか、すぐにわかった。だって初めからその方向に進めるように話していた。
怖い話、と言ったら当然それなんだから、……だけど寒い。確かに暑くて汗をかいてるのに、ほんとに寒い。気がする。だって。
「殺された八人の少女たちは、霊体となってからはこの学校に集っていたのね。それが、制服が変わってしまって、とても寂しい思いをしていたわけよ。自分たちの頃とは、根本から変わってしまった気がしたんだよね。それでっ」
――
「前の学校のセーラー服を着た転入生が現れたとき、八人は彼女の前に姿を現したんだって。目的はもちろん、彼女の命。一人でも多く仲間をって」

