口調がオカルトモード。こんな昼間の陽射しを浴びているのに、ものともしてない。かわいそうな太陽。こんなに照っているのに。ちっとも光は届いていない。
「昭和一ケタの頃に、めちゃめちゃ残虐な殺人事件があったのね。東京って言うか、この辺りを中心にだったんだけど、被害者は全部で十六人も出てて、足掛け二年半くらいに渡ってるすごい奴だったの。とにかく」
十、ろくにん?
「被害者の共通点は、女学校の生徒だってこと。襲われるのは登下校の際で、全員が見事に、セーラー服を着用していたのよう。うちの学校、その頃は男子部と女子部にきっちり分かれてて、名門の誉れも高くてお嬢様だらけだったとかでね、十六人のうと八人はうちの学校の生徒だったんだよ、葉月ちゃんー」
「昭和一ケタの頃に、めちゃめちゃ残虐な殺人事件があったのね。東京って言うか、この辺りを中心にだったんだけど、被害者は全部で十六人も出てて、足掛け二年半くらいに渡ってるすごい奴だったの。とにかく」
十、ろくにん?
「被害者の共通点は、女学校の生徒だってこと。襲われるのは登下校の際で、全員が見事に、セーラー服を着用していたのよう。うちの学校、その頃は男子部と女子部にきっちり分かれてて、名門の誉れも高くてお嬢様だらけだったとかでね、十六人のうと八人はうちの学校の生徒だったんだよ、葉月ちゃんー」

