「踏めと言わんばかりに、短くされてる。見事」
「褒めるなよ。こんな無差別、調子に乗られちゃたまんない」
「足、大丈夫なの?」
「へーき。仕返しはする。なに、こんな手段を選ぶような奴、つきとめるの簡単だから」
月見ちゃんはにやりなんて、自身ありそうに笑ってそう言った。
きっと、確実に犯人を追い詰めるに決まってて、私はその人にちょっとだけ同情して、すぐに思い直した。
はじめに悪かったのは、そっちなんだから。
でも、何でこんな事をやったんだろ。釘を廊下に置いて、誰か踏んだらおもしろい?
一センチくらいだから、踏んでも大きな怪我にはならないけど、でも痛い思いはする。それが、なんか嬉しいんだろうか、その人には。わかんないけど。
「褒めるなよ。こんな無差別、調子に乗られちゃたまんない」
「足、大丈夫なの?」
「へーき。仕返しはする。なに、こんな手段を選ぶような奴、つきとめるの簡単だから」
月見ちゃんはにやりなんて、自身ありそうに笑ってそう言った。
きっと、確実に犯人を追い詰めるに決まってて、私はその人にちょっとだけ同情して、すぐに思い直した。
はじめに悪かったのは、そっちなんだから。
でも、何でこんな事をやったんだろ。釘を廊下に置いて、誰か踏んだらおもしろい?
一センチくらいだから、踏んでも大きな怪我にはならないけど、でも痛い思いはする。それが、なんか嬉しいんだろうか、その人には。わかんないけど。

