「おはよ」
「お、おはよ」
窓を開けると隣の家の窓から
こちらをみて微笑む制服姿の少年と目が合った
それがさっき夢に出て来た"ちぃ"こと大杉 知晴(オオスギチハル)
知晴とは家が隣通しで、幼なじみ
小さい頃はからいつも一緒にいて
兄弟見たいな存在だったのに
いつからだろう?
気が付けばあたしの中で
知晴は兄弟ではなく特別な
存在になっていた
たぶん、物心ついたときから
ずっと知晴が好きだったんだろうけど
この気持ちが恋だと知ったのは最近になってから
でもその近すぎる関係から
今さらそんなこと知晴に言えないし…
知晴はあたしのこと
ただの幼なじみだと思ってる
かもしれない………
そう思うと『好き』
その一言のせいで
今の関係が崩れるのが怖いんだ
「俺の事呼んだ?」
き、聞こえてたんだ
「よ…呼んでないよ!?」
呼んだ…と言えば呼んだんだけど…
今のは寝言です、なんて言えるわけない
あたしはとりあえずアハハハハと誤魔化すように笑った

