◆ 血と君と二重禁断




そうか……なるほど……


混血児…




そりゃ
人並み外れて血がおいしかったり
何でもできたりするわけだ



「唯月。お前は普通の人間より吸血鬼に近い……真夜、あとは分かるか?」


「え?」


な、なに?
あたしは小首を傾げてみる
……分からない


「分からないか。ならば結論を言おう。……吸血鬼は、人間を吸血鬼にすることができるな?」


「……」











それは……そう、だけど……




まさか唯月を吸血鬼にしろと?