音色にのせて







数分がたった。




コツコツと教室に向かってくる足音がした。




でも泣いているから気のせいだと思った。





だが……



「やっぱり…泣いていたか。」




後ろを振り替えると純樹が苦笑いしながら教室の前に立っていた。





「じゅっ…純…樹っ…?」