試合は、中盤、お互い一歩も譲らなかった。先輩は、やっと左に持ち替えてくれた。
「これでマジ試合が出来る!!」
と思っていたのがつかの間、タイブレイクまで持っていったが、そこで負けてしまった。
「あんた、結構いけるじゃん」
といわれた私は、
「ありがとうございます。でも次は負けません」
というと
「あんた、俺とダブルス組まない??」
といわれた。わたしは、何のことか、まったく分からなかった。なぜなら、混合ダブルスなど、試合に出れないからだであった。だから私は
「へ??混合ですか??」
というと笑われこういわれた
「あんた。知らないの??今度、混合ダブルスでの試合があるんだよ!!そこで、みんなダブルス組んで、試合に出なければいけないけど、今日までに相手を決められなかったら先生が、パートナーを決めるからどうせやるなら、勝ちたいじゃん??」
といわれて
「はい!!!分かりました。よろしくお願いします」
といってしまった。
「それじゃぁ~決まり!!よろしくね。。んじゃぁ~いろいろ連絡することもあるだろうからアド交換しとこう」
と、なりアドを交換した。そして、このダブルスがきっかけで、私の青春は、部活と恋との両立が始ろうとすることを、私も。もちろん佐倉先輩も知らなかった。