「よし、出発するか」 「はいっ!」 私たちは再び車に乗り それから1時間ほどして目的地についた。 先生の車が止まったのは大きな宝石店の駐車場で 私にはまったく縁のなさそうな場所だった。 「ここで買うんですか?」 「うん。そうだけど??」 ここにある宝石って絶対に高いよね? 先生の給料ってそんなに高いもんだっけ? 私は疑問を浮かべながらも 「すごいですね」 と言って先生の後ろをついて歩いた。