司SIDE


「つっかさ~~~!!!!!」

「うるせぇんだよ。お前」

「まぁまぁ、んなこと言うなって」


遊が朝から俺の部屋に押しかける。


「まさかお前が俺の見舞いに行くことになるなんてなぁ」


遊はこの前退院したばかりだった。


「指は・・・どうだ??」

「あぁ、リハビリしてっけど効果あんのかなぁ~」

「あるに決まってんだろ」


そういえば今日はイブだな。

亜美は新しい男とデートすんのか・・・


「司が1人だと思ってさぁ・・・いいよー入ってきてー」

「は??」


ダチでも連れてきたのか、こいつ。


『失礼・・・します』

「じゃーんっ女の子ぉ♪」


なんだこの女。

興味ねぇ。


「なんの用?」

『いや・・・あの・・・』

「司今フリーっしょ?だから新しい彼女欲しいかな~って思ってさぁ」

「余計なことすんじゃねぇ。」


俺はアイツしか・・・

アイツしか好きになんてなれねぇ。

そんな女・・・


「んな女、邪魔なだけだ。女なんていらねぇ。」