月の明るさに

照らされて

わたしは話す。


「明日は翔だけに会いに行こう・・・」


無駄に辛い思いなどしたくはない。

翔とまた喋りたいし。


「司とは距離を置いたほうがいいのかな?」


遊君とも・・・

今わたしが信用できる唯一の人物って

翔だけかも。

こんなこと言っちゃいけないけど


「なんかバカバカしいや・・・」


無駄に悩みたくない。


「もう卒業まで時間が無い・・・」


何1つ思い出が出来ないまま

卒業するのかな。


「寂しいな、わたし・・・」


最近泣いてばかりだな。

毎日泣いてる気がする。


「もう寝なきゃ。」


起きていると

涙が出そう。

もう眠った方がいいのかもしれない。

みんなそれぞれ

1人の夜を過ごしている。

わたしも1人。