年下の王様

あたしの顔の輪郭をなぞるように滑る斗和の指に涙が垂れた。



嬉しくて…。



嬉しすぎて苦しいのなんて初めてだよっ…。



「泣くほどイヤだったのか?」

「ううんっ!!逆っ!!嬉しくて涙が…止まんないっ…」



引き寄せられて抱きしめられた。



苦しいくらいの抱擁は、斗和の不安を物語ってる…。



「早く返事しろよ…」

「んっ…。よろしくっ…お願いします!!」

「ダァァァァァァッ!!マジでよかったぁ~…。スーツまで着てフラれたら洒落になんねぇよ~…。完璧外すとこだった…」



えっ!?



まさかスーツに着替えて来たの!?



斗和らしくないなぁ…。



「誰の入れ知恵?」

「陽太と必死に悩んだ…。お前が怒る理由も拒む理由もわかんなくて…」

「その理由、わかった?」

「おぅ…。だからこうしてすげぇ恥ずかしいことしてんだろ。察してくれ…」



一生忘れない、斗和の羞恥プロポーズ!!



やっぱり愛しすぎますっ!!