年下の王様

目が覚めた時には学校が始まってる時間だった。



リビングには母ちゃん。



「病院行くよ?」

「仕事は…」

「休んだに決まってるでしょ。斗和がこんなにキツそうなのに。もう気持ち悪くない?」

「落ち着いてるらしい…」

「じゃあ今の隙に行こうか」



病院に行ったら風邪だと言われ…。



全く食欲もない俺はすぐに点滴。



久しぶりに母ちゃんが俺に付き添ってる…。



「帰っていいのに…」

「帰ってもヒマだもん。心配なの、斗和が」

「もう俺、デカいんだけど…」

「いつの間にこんなに大きくなったんだろうね。大学行ったら一人暮らしするの?」



寂しそうな顔をする母ちゃん…。



今まで幾度となく迷惑かけたよな…。



働いて、俺と遊吾育てて…。



俺ってマザコンか!?



それは認めたくないけど、ちゃんと感謝はしてます…。



「俺寝るから…」

「うん。本読んでる」



少し休もう…。



頭も体も…。