年下の王様

【斗和】



陽菜が帰ってきてくれたのは純粋に嬉しい。



だけど余計なヤツがいらねぇ。



ソファーで膝を抱えて座ってるそこのチビ。



「小まめにチャンネル変えてんじゃねぇよ。一カ所で定まれコラ」

「だって日本語わかんないからつまんないし」

「勉強して来いバカ」

「斗和に言われたくないし。歴史バカ」

「お前の国の昔話しなんかどうだっていいんだよ」

「僕だって日本なんてどうだっていい。早く団子食わせてよ」



うっせぇガキが。



昔からなにかと戦い合って来た健斗は、名前に似合わずモロアメリカ。



姉ちゃんのエミリーに似てて顔がスゲーカワイイ。



それにまだチビだし。



「一緒に学校行ってあげてね」

「ヤダ。道に迷って死ね」

「こら、斗和!!」

「勉強するからあとよろしく」



陽菜が学校に顔を出しに行ったからヒマだし…。



健斗なんかに構ってられっかよ。



バカが移る。