年下の王様

そのまま手を繋いだ斗和はあたしの荷物を持ってくれた。



紳士…。



「車で来たから。まず家でいいよな?」

「あのっ…手とか…マズくない?」

「なんで?今は教師じゃねぇじゃん」

「いいのかな…」



恥ずかしいし…。



なんだかドキドキが…。



「僕のも持ってよ斗和」

「男だろ。自分で持て」

「いつからそんなにデレデレなんだよ~…」



金髪ふたりが言い合いながら到着した黒いワンボックス。



理事長の車だ…。



斗和の運転に初めて乗るっ!!



「どうぞ、健斗様」

「わぁい!!」



後部座席に押し込まれたドS君は高級車にはしゃぎだし…。



ニヤッと笑った斗和はあたしを助手席に乗せた。



初心者マークついてる…。



なんか…面白いなぁ。



「うるせぇだろ、コイツ」

「そ、そんなことないよ!?」

「根っからのドSヤロー…。昔から手ぇ焼いてんだよなぁ…」



小さい頃から友達だったみたい。