年下の王様

【斗和】



コイツ、甘くねぇの。



もっと甘えて来るタイプかと思ってたら全然ドライ。



だから無理矢理キスしてる。



陽菜の口の中にあるアイスが溶けてしまう…。



逃げようとしないし…。



少し離れると顔がヤバイ。



アイスと一緒に溶けたんじゃねぇの?



「そんなに俺が好き?」

「好き…。宮君好き…」



あ゙ぁぁぁぁ~…。



ヤバイ…。



年上のくせにガキくさくて、俺のことが好きらしくて…。



ポーッとしてる顔がやたらカワイく感じてしまう…。



残りのアイスを陽菜に食わせてから俺も食う。



今日のキスはやたら甘い…。



バニラ味…。



このままベッド行ったら許されそうな雰囲気だし?



「センセー、セックスしよ?」



そう言ってみた。



目をパチパチした陽菜…。



するりと腕から抜けた体…。



「健全な付き合い希望です…」



頭を下げられた。



チッ…。