ゲーム感覚なんでしょ?



あたしと斗和の仲を壊したいだけでしょ?



見てればわかるよ、あたしのことなんてなんとも思ってないことくらい。



「理事長…」

「どうした?」

「相談に乗っていただけますか…」

「ん!?斗和の…こと?」



もちろん。



あたしの頭の中はずっとそのことでいっぱいなんだよ…。



もう考えるのに疲れたの…。



斗和だって同じ気持ちでいると思うし…。



ごめんね、斗和…。



嫌いじゃない。



ちゃんと大好き…。



結婚に逃げようとも思ったけど…。



斗和が卒業して大人になるまで…我慢したい…。



周りの人に祝福されて結婚したいの。



だから…せめて斗和が卒業するまでは。



あたしは斗和を守る。



大人として、彼女として。



教師として失格だから…。



せめて少しくらい意地を張りたい。



「えっ!?本気で?意味わかって言ってる?」

「本当に申し訳ないと思ってます…」



一緒に苦しんで、斗和。