年下の王様

たんまりもらえなきゃ店長なんてやんねぇよ。



無駄なことは省くたちだから。



俺はそうやって要領よく生きてきたわけさ。



「陽菜がほしいもの、全部買える男になるから」

「あたしはそんな贅沢ものじゃないので大丈夫です…」

「マジで言ってんの!!お前が家庭に入りたくなっても不自由ない暮らしくらいさせてやりてぇし」

「斗和って現実的だよね…。ってか頼れる男?なんかあたしにもったいない…」

「だったら別れるか」

「それは絶対イヤです!!」



俺が面倒見てやるんだ。



将来は子育てもしてもらいたいし。



だからいつまでもカッコイイ男でいたいわけよ。



「でもまぁ、何年後の話しって感じだけどな」

「わかってるけど…。斗和があたしと結婚する気があるなんて初めて知った…」

「陽菜は思ってねぇんだ…」

「思ってるよ!?将来は理事長夫人とか!!」



それって…玉の輿狙ってんの?



焦ってるとこが陽菜らしい…。



やっぱりお前飽きない。



これからもそばにいたいと思う…。



「斗和の子供とか絶対カッコイイよね!!あっ!!そう言えばお兄ちゃんが結婚することになりました!!」

「よかったじゃん。俺もそろそろ陽菜の実家に挨拶でも行きてぇけど~」

「じゃあ来る?春休みに」



マジで行こうかな…。