年下の王様

悔しいけど落ち着く…。



陽菜も相当眠い目をしてていつの間にかふたりで爆睡。



起きたら昼をとっくに過ぎてた。



「こんな時間っ!!斗和平気?」

「平気じゃねぇ…。泊まってっていい?」

「あたしはいいけど理事長とか心配してるんじゃない?」

「電話しとく…」



寝すぎたのか頭がガンガンする…。



ゔぅぅぅぅ~…。



陽菜ぁぁぁ~…。



「どうしたの!?」

「髪…なんで切った?」

「ダメだった!?似合わないかな…」

「カワイイ…」



長かった髪がバッサリ切られててボブ。



俺が望んだ大人の女とは掛け離れてるけど陽菜に似合っててカワイイ…。



照れてんじゃねぇって…。



体調とかどうでもよくなる。



「せっかくのバレンタイン…台なしになったな…」

「ケーキ作ったけど食べられないもんね?」

「食うよ。もう少ししたら…」

「ムリしなくていいよ!!ゆっくり寝てな?」



陽菜がカワイくてそれどころじゃないんだって。