年下の王様

そういえば陽菜はバレンタインをどう考えてるんだろうか。



クリスマスは陽菜が学校だったから会わなかった。



だけどバレンタインは俺が仕事。



会わねぇんだろうな。



で、陽菜からなにかもらえるって期待も全くできない。



いっぱいいっぱいで忘れてそうだし。



そっとしとこう。



「そろそろ閉店だな。帰って寝るか」

「寝る~」



陽太と働いた日は仕事が早く終わる。



店長の仕事を半分陽太がやるから。



俺がいない時は陽太が全部やる。



平日の日中はバイト雇ってるから適当に店回してくれるし。



かなり楽になった。



「「ただいまぁ」」

「静かに!!遊吾が寝込んじゃったから」

「風邪?」

「うん、扁桃腺みたいで高熱」



可哀相な遊吾…。



俺が看病してやりてぇ!!



でも毎回それで遊吾の風邪を引き受ける俺…。



今回はやめとこう…。



「早く食べちゃって!!」

「俺片付けるから遊吾に着いてたら?」

「いいの!?ありがとう陽太!!」



できた息子になったな、陽太…。