年下の王様

【斗和】



夢みたいな時間。



堂々と陽菜と一泊…。



浴衣っていいな…。



かなりそそられる…。



「斗和、ご飯の時間だよ」

「部屋で食いたかった」

「文句言わないの!!ほら、行こう?」



メシは父ちゃん達の部屋。



遊吾がいるからいいけどいなかったらちょっと微妙だよな。



両親と彼女とメシとか…。



向かった父ちゃん達の部屋は離れになってる超高い部屋。



俺と陽菜は格下の部屋ってわけさ…。



部屋に風呂ついてるし…。



父ちゃん、差別だよな?



「メシ食いに来た~」

「兄ちゃん遊ぼ!!」

「メシ食ったらな?」

「いっぱい食べたらデカくなる?」

「う~ん…。母ちゃんに似なきゃいいな、遊吾」



チビの母ちゃんに似たら背が高くなる見込みがない…。



俺はいつの間にか父ちゃん超しちゃってたけど…。



それって俺の子も陽菜に似たらチビなんじゃね!?



って…。



結婚前提に考えちゃってる俺…。